エレファントカシマシ『Easy Go』でボロボロ泣いた話
大好きな曲がある。
ドラマ「宮本から君へ」の主題歌であるエレファントカシマシ『Easy Go』だ。
まだフルバージョンを聴いたことがないけれど、既にこの「宮本から君へ」のオープニングを40回くらいリピートして聴いた。
2018年のベストソング、多分これだと思う。マジで。
これのオープニングの1分くらいを聞いて、家でボロボロ泣いた。
久しぶりに音楽で泣いた。
Aメロ⇒Bメロと、サビが連発してるような展開。そして本物のサビで最高のメロディとメッセージが炸裂する。
最高の未来この胸に抱きしめる
そう Let's go!!
Easy Easy 転んだらそのままで胸を張れ
この2つのフレーズで泣いた。
宮本浩次は51歳。51歳が「最高の未来この胸に抱きしめる」「転んだらそのままで胸を張れ」って、最高じゃねぇか。
俺の大好きなMOROHAの、そして「宮本から君へ」のエンディング曲である『革命』に、こんなフレーズがある。
悔しさの、跡地で笑え
ニュアンスは異なるし、意味合いも少し違うのだろうけど、俺は『Easy Go』と同じようなメッセージを感じる。
転ぶことや失敗することを恐れるなよ、全速力で走ろうぜ、その先に最高の未来ってあるんじゃねぇの?って、自分に言い聞かせてるんだ。誰に説教するわけでもなく、ひたすら自問自答を繰り返して、自分自身に向けて。
そして問われてる気がする。
「お前はどうだ?」って。
宮本浩次とMOROHAに。あの真っ直ぐな熱量で。
これが、俺の定義するロック。自己の圧倒的な熱量で他人を巻き込んでいく。これこそがロックだと思う。
俺は、こいつらの挑発に乗っかろうと思う。巻き込まれてやろうと思う。
失敗をしないことを良しとする社会で、何回でも転んでやろうと思う。全速力で走れば、転ばないようにしてるやつより、ずっと前に進むはずだ。
まさか23歳も年上の宮本浩次に、ここまで挑発されるとは思わなかった。
51歳が転ぶことを恐れずに、何回も立ち上がると宣言してるのに、20代の俺が負けるわけにいかないね。